お客様を呼ぶための落語会のチラシをデザインする上で、考えなければいけない大切な要素。
パッとみて「そのチラシが落語会であるとわかること」ではないか、と思います。
例えば。
着物姿の出演者の写真を使う。
寄席文字(風)を使う。
伝統芸能風・和風のデザイン・色合いを使う。(何をもって「伝統芸能」「和」とするかは人それぞれですが)
とっさに思い浮かぶのはこのあたりではないでしょうか。
ただし、そのあたりのデザインを使うと「いかにも落語」な、チラシになってしまうおそれもあります。
落語会にふだん来ないような人に来てほしい、若い人にもアピールしたい。そう考えて企画される落語会もあるでしょう。そういう時にはデザインも凝ると思います。
ただ、そこでも心がけたほうがいいと思うのは
「落語会のチラシ! と一目でわかること」
ではないかと思うのです。
イメージイラストや写真、文字等のレイアウトでとんがったチラシを作った結果「これ、何の催しなの?」となってしまっては、お客さまの興味をそいでしまうおそれもあります。
実際、そういう一見落語会とわからない、そんなデザインのチラシは存在します。ただ、そういう場合は、名前だけでお客さまを呼べるような人気者の会であったり、コンセプトが練られた人口の多い都市での趣味性の高い会だったりします。
地元のおじいちゃんおばあちゃん、落語にあまり詳しくない方にも来てもらいたい。そういう会でそういうデザイン性の高いチラシを作ると「何これ?」となってしまい、お客さまを逃しかねないのではないだろうか。というのが私の考えです。
「落語会 チラシ」で画像検索をしてみると、たくさんの落語会のチラシがアップされます。
大半は、出演者の写真を中心に、周辺画像を加工したり、並べ方を凝ったりすることで会の個性を出しているのが多いと感じます。やはり、それがいちばん最初の段階としてはわかりやすいのではないでしょうか。
ですから、そこで、使う写真は十分に吟味してください。
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